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アイフルがFunds(ファンズ)で資金調達を行った訳、Fundsはノンバンクの個人投資家からの資金調達先として定着するのか?

Funds(ファンズ)の第一弾の募集案件は約15分で枠が埋まってしまったようです。その第一弾の案件の中にある、アイフルビジネスファンドに着目してみました。

Fundsでの資金調達はノンバンクの新しい形の資金調達方法として定着するのでしょうか。今後のFundsの募集にも注目です。

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Fundsで募集されたアイフルファンドについて

新しい投資商品としてクラウドポートから提供されているFunds(ファンズ)ですが、1月23日の初回募集は約15分で3案件いずれも枠が埋まってしまったそうです。15分って相当早いように感じますが、それでもソーシャルレンディング案件で瞬殺された案件もあるくらいなので、案外余裕があったな、と思った方はソーシャルレンディング中級者以上です。

Fundsの仕組みや内容はコチラの記事をご覧いただくとして、募集案件にアイフルビジネスローンファンド、という募集案件が存在しました。Fundsの当初発表からアイフルの案件を募集します、とプレスリリースしており、それに沿った募集です。

関連記事:クラウドポートがFunds(ファンズ)で利回り1.5~6%の個人投資家向け新サービスを開始!

アイフルビジネスファンドの内容下記となっていました。

・運用期間 12ヶ月
・予想利回り 1.8%
・配当 3ヶ月毎
・募集金額 5000万円
・償還 満期一括

予想利回り1.8%って低いよなー、と正直ソーシャルレンディングの高利回り案件に慣れてしまうと思ってしまいますが、個人投資家に社債のような投資機会を創出する、というFundsの理念を考えれば、非常にマッチした案件かと。個人向け社債で変な条件なく(長期債とか)、一定の信用力のある上場企業の利回り1%以上の社債を買える機会なんて滅多にありませんから。素の眼で見て悪い案件ではないな、と思います。

そして管理人としては、アイフル<東証1部:8515>がFundsを経由して資金を調達する試みが非常に面白く感じられます。

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消費者金融などノンバンク経営の肝は資金調達にあり、アイフルは独立系ノンバンク

消費者金融=武富士、というイメージが強い時代が長く続きましたが、その昔と比べると随分と風景も変わりました。新宿にあった武富士のビル、今はどうなっているんだろうか・・・。

過払い金問題で我が世の春が一変し、リーマン・ショックの到来もあり、消費者金融業界は壊滅とも言える状態となりました、武富士は経営破たんし、アコムやプロミスなど主要な消費者金融の殆どがメガバンクなど銀行系列のノンバンクとしての生き残りを選択。

そんな中で大手消費者金融として唯一独立系として生き残りを果たしたのがアイフルです。そのアイフルにしても事業再生ADRという、私的整理により借入の返済の延長が認められて、どうにか首の皮一枚で生き残った経緯があります。ちなみにアイフルの金融面でのスポンサー的な銀行は住友信託銀行でした。

独立系として生き残りを果たしたものの、他の消費者金融が銀行系列の会社となり、グループ金利で安く貸し出し用のお金が調達できるのに対し、アイフルは通常の金利で銀行からお金を借りざるを得ません。

消費者金融のビジネスモデルは、銀行から借りたお金を個人にまた貸しする!、以上です。

そんな訳で、資金の調達コストで銀行系に敵わないアイフルは、競争の上で不利な戦いを強いられます。だって仕入れ値が高ければ、販売価格も必然的に上げざるを得ません。消費者金融で言えば、他社に比べ金利の高いアイフル、となってしまいます。

そんな状況下で現れたのがFundsを利用して個人から資金を調達するという仕組み。銀行系でなく、競合他社に比べ資金の調達面で苦労しているアイフルがFundsの参入に手を上げたのは、資金調達の方法を常々模索しているノンバンクとしてはある意味当然とも言えます。

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Fundでアイフル案件が定着すれば面白い

当然初回案件なので、Fundsでの資金調達はアイフルもオッカナビックリでやったんだろうと思います。まだ運用の結果は判明していませんが、15分で募集枠が埋まった事実は、アイフルとしては新しい資金調達の形として可能性を感じたのではないかと。

アイフルが機関投資家向けに発行した社債(私募債)の利回りが1.8~1.85%なので、Fundsのアイフル案件は、利回り的には機関投資家向けの私募債と遜色ありません。(社債の規模は50億円と150億円と段違いですが)

Fundsの場合、グループの別の会社を用意してその会社が資金調達する形になる等、使う側から見ると、社債の方が簡単じゃないか、となってしまう可能性もあります。投資家側からすると、個人向け社債的な存在で機関投資家向けの社債と同等の利回りを得られる、というメリットのあるアイフル案件ですが、使い勝手の面からアイフルがFundsをどう評価するかはこれからの問題

初回案件の募集を行ったアイフルが今後もFundsで継続的に資金の調達を行うのか、非常に興味深いです。ノンバンクの新しい資金調達の形として、Fundsを経由した個人資金の導入が定着するようだと、消費者金融含むノンバンク業界としては非常に画期的な出来事になると考えます。

リスクもお忘れなく

民主党政権が崩壊し、自民党が政権復帰してからのアベノミクス時代は、景気も良く企業が倒産する、という話もそんなに聞かない時代です。景気回復の実感はあまりないものの、政府は戦後で最も長い景気回復と言っている訳で、少なくとも景気が悪い時代ではありません。

そんな時代であり、企業の倒産や個人の破産も少なく推移しており、消費者金融の業績も過払い金問題がひと段落して安定している状態です。景気が悪くなると借金を返済できない企業や個人が増えて、金を貸している金融系の企業の業績が悪化する、というパターンはこれまで幾度となく繰り返されています。

そんな訳でFundsのアイフル案件も、確かに東証に上場しているアイフルの案件だからと言って、アイフルの業績が悪くなると何があるか分かりません。実際にリーマン・ショックの際は、倒産一歩手前まで行っています。どうにか金融機関に迷惑かけずに(借入金のカット)生き残ったことをもって、アイフルは金を貸した相手を裏切らない相手、と言えなくもありませんが、将来的なことは分かりません。

いくら相手がアイフルと言っても、返済されないリスクはある、という認識はFundsの案件の投資を考える際、必ず認識する必要があるのでお忘れなく。

まとめ

ソーシャルレンディングはかつての不動産業界でのノンバンクに該当する存在、というのが管理人の以前からの持論です。そして今回、ソーシャルレンディングとは若干異なるものの、ノンバンク=アイフルの資金調達先としてFundsの名前が出てきたことは非常に面白いなー、と感じています。

不動産業界もノンバンクも第三者から資金調達ができないとビジネス展開はできないため、資金調達とは切っても切り離せない存在です。

ソーシャルレンディングも高い利回りの案件にどうしても目が行ってしまいます。しかし足元を支える、利回りは低くとも相手のしっかりしている案件は、投資家の裾野を広げるために非常に重要な存在です。アイフルの案件がFundsのサービスの中で今後定着し、Fundsを代表する案件となっていくのか、今後の行方に注目したいと思います。

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