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業界大手の一角、クラウドバンクについて

 ソーシャルレンディング業界でmaneo、SBIソーシャルレンディングに続き、業界大手の一角として存在しているのがクラウドバンク。成立ローン総額も150億円を超えています。

 比較的オーソドックスな案件が多く、大手らしいな、という印象を持つクラウドバンクですが、2015年には金融庁から業務停止命令が下っています。

 業務停止命令があったものの、大手の一角としての座を維持するクラウドバンク。その内容を探ってみました。

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ソーシャルレンディング大手の一角、クラウドバンク

 ソーシャルレンディング業界の大手3社と言えば、maneo、SBIソーシャルレンディング、クラウドバンクとなります。いずれの会社も成立ローン総額100億円を突破しており、その存在感は業界内では際立っていると言えます。

 maneoは業界最大手、SBIソーシャルレンディングは東証1部上場のSBIグループ<SBI-HD:8473>という分かりやすい肩書きがありますが、クラウドバンクは考えてみれば分かりやすい肩書きがありません。。。

 そんなクラウドバンクについて、今回はその特徴を探ってみました。

証券会社=日本クラウド証券が運営するソーシャルレンディング

 クラウドバンクは日本クラウド証券という証券会社が運営するソーシャルレンディングです。日本クラウド証券は、証券会社としては小規模であり、業界でそれほど名前が知られている訳ではありません。

 日本クラウド証券は以前は、ディー・ブレイン証券という社名で活動しており、未上場会社専門の証券会社として知られており、ディー・ブレイン証券という名前は聞いたことがある方も多いかも。ただディー・ブレイン証券は、2013年に日本クラウド証券の現経営陣が買収をしており、現在は以前のような未上場株=グリーンシート銘柄の取り扱いは行われていません。(グリーンシートと言う未上場会社の株式売買プラットフォーム自体が2017年3月に廃止されています)

成立ローン総額150億円超のクラウドバンク

 日本クラウド証券は、2013年12月よりソーシャルレンディング業務を「クラウドバンク」として開始しています。ソーシャルレンディング業界では先発組みの1社とも言えるクラウドバンクですが、2017年7月22日時点で成立ローン総額は150億円を超えています。

 ソーシャルレンディング業界では、成立ローン総額780億円を超えているmaneoは頭一つ抜き出た存在で別格。またSBIソーシャルレンディングは成立ローン総額を公表していませんが、諸々の状況からmaneoに次ぐ存在。そしてクラウドバンクは成立ローン総額150億円超であり、ラッキーバンクが100億円を突破したものの、まだその差は簡単には埋められない状況と言えます。

2015年6月に3ヶ月の業務停止命令を受ける

 クラウドバンクについて語る時に欠かせないのが、2015年6月に金融庁から下された3ヶ月の業務停止命令。

 業務停止命令に至った要因は大きく分けると下記の2点。

①顧客資産の分別管理の徹底がなされていない
②顧客に対し適切な情報開示がなされていない

 ①②ともに投資家の資金を預かる会社としては、非常にマズイ指摘事項です、正直。ソーシャルレンディング運営会社は小所帯の会社が多いのですが、さりとて①②ができないと会社及び業界の信頼性自体が損なわれてしまいます。

 幸いクラウドバンクは業務停止命令が下ったものの、その後改善の努力が認められ、業務停止命令は3ヵ月後に解除され、業務を再開しています。

 業務停止命令はあったものの、運用の各ソーシャルレンディングファンドにはパフォーマンス等の問題は生じず、業務再開後も着実に運用ファンドの数を増やしていき、現在の成立ローン総額150億円超を達成しています。

2017年6月にも業務改善命令

 クラウドバンクは今年6月にも業務改善命令が発令されています。

 内容としては、広告審査体制の見直しを求める、というもの。既に償還済みのファンドにおいて、投資家に対し事実誤認を生じさせる表記があった、というのがその内容。

 個人的には既に償還済みのファンドなんだから、それくらい許してやれよ・・・、と思わないでもない業務改善命令です。金融庁も前科一般の会社だから、厳しく見ているのかな、と思ったりもします。

 いずれにしても、業務停止命令を受けた後、地道に指摘事項を改善して現在も大手の一角としてクラウドバンクは活動しており、その点は評価してもいいのでは、と思っています。

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クラウドバンクはオーソドックスな案件が並んでいる

 クラウドバンクのソーシャルレンディング案件は、基本的にはオーソドックスな案件が並んでいます。

 利回りが飛び抜けている、とか、なんじゃこの案件(よい意味で)と言ったようなら案件を見ることはありません。

 大手の一角として、オーソドックスな運用スタイルとなっています。殆どの案件が利回り6~7%付近であり、利回り10%は欲しい、という投資家からは若干物足りない感もしますが、maneoやSBIソーシャルレンディングの中心案件も概して利回りは数%前後であり、大手の案件として考えれば、極めてオーソドックスな内容のファンドが並んでいます。

クラウドバンクについて個人的な意見

 クラウドバンク=業務停止命令、の印象が今も根強く残っていますが、さりとて成立ローン総額150億円超の大手の一角、評価が難しい会社と言えます。

 管理人も以前は業務停止命令の印象が強かったのですが、業務停止命令後に着実に指摘事項を改善し、現在に至っている姿は評価すべきと考えています。実際に、業務停止命令の際に、運用中のファンドに混乱が生じることなく償還しているので、形式的な問題はあったにせよ、投資家の側にクラウドバンクは迷惑を掛けてはいません。恐らく、業務停止命令の際に投資家に迷惑を掛けていたのであれば、現在のクラウドバンクはなかったと考えられます。

 扱っている案件は奇をてらったものは殆どなく、大手らしいなぁ、という案件が並んでおり、maneoやSBIソーシャルレンディングと同じ土俵で案件の評価はしてもいいんじゃないか、と思っています。

 ただしソーシャルレンディング投資に運営会社のリスクはつきもの。既に前科一般とも言えるクラウドバンク、どうしても業務停止命令の過去が気になるのであれば、オーソドックスな案件が多いだけに、他社に資金を振り向ける、という判断は、リスク管理という観点で「あり」とは思います。

まとめ

 2015年の業務停止命令があったにも関わらず、ソーシャルレンディング大手の一角を占めているクラウドバンクについて一通り語ってみました。

 業務停止命令についてどう捕らえるか、は各投資家個人が同判断するか、です。スルーする、あまり大きなお金は預けない、過去は過去と割り切って通常通り判断する等、ソーシャルレンディング投資について考える1つの機会でもあると思います。

 ただオーソドックスな案件ではあるものの、期間短めで他社に比べると利回りやリスクの観点で悪くない案件も時折見かけるので、口座開設しておいても損はない会社、とは思います。

 以上、口座開設の際等のご参考になれば幸いです。

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