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株式投資型クラウドファンディング、エメラダ・エクイティについて

株式投資型クラウドファンディングのサービスとして、11月よりエメラダ・エクイティがサービスを開始。新株予約権を利用すると言う非常にユニークな投資スキームを採用しています。

エメラダ・エクイティの内容を解説するとともに、株式投資型クラウドファンディングに対する投資スタンス等について、思う所を書いてみました。

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タマには株式投資型クラウドファンディングについて

クラウドファンディングと言っても、種類が何種類か存在しています。

・寄付型クラウドファンディング
・購入型クラウドファンディング
・融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)
・株式投資型クラウドファンディング

当サイトで取り上げているmaneoを代表するソーシャルレンディング事業者は、融資型クラウドファンディングを手掛けています。

融資型クラウドファンディングは、この低金利のご時世で年利5~10%の金利を提供している、珍しい金融商品で、この商品面白い!、と素直に思いブログまで開設して現在に至っています。

今回取り上げるのは、株式投資型クラウドファンディング。株式投資のカテゴリーなので、ソーシャルレンディングのように年利〇%のような利回りは得られません。その代わり、投資先が株式上場(IPO)やM&Aで高い株価で売却できる機会が得られれば、大きな売却益が期待できます。

ただしそう簡単に儲けることが出来ないのは承知の上で、それでも仕組み的に面白いなー、と思っているエメラダエクイティをご紹介。

大前提、未上場株投資はハイリスク・ハイリターンの代表者

まず最初に踏まえるべきは、未上場株投資はハイリスク・ハイリターン型の投資の代表者、という点。

未上場株投資って、10社投資したら成功するのは2~3社・1社が倒産して・残りの会社は成功も失敗もしない、と言われる世界です。

要は成功する2~3社で残りの7~8社分の投資分の利益をカバーしなければならない世界。確かに倒産して価値がゼロになるのは1社かもしれませんが、成功も失敗もしない会社の株式の現金化は容易ではなく、まず投資元本の回収は難しいです。よって当たる2~3社でどれだけのパフォーマンスが出せるか、の勝負となります。

ソーシャルレンディングは変な案件掴まなければ年利数%の利息はもらえるのですが、未上場株の場合、ある意味でAll or Nothingになります。

よって未上場株に大当たりを狙って投資するなら、投資できる資金の一部をモノは試して投資してみる、とのスタンスが王道。投資用資金の全額を未上場投資に充当するのは、リスク高すぎると思います。

ただしその辺りは当局も百も承知で、株式投資型クラウドファンディングに対しては個人投資家は1案件50万円までしか投資できない、との規制が存在しています。けどね、案件数増やせばいくらでも投資金額は増額できるので、株式投資型クラウドファンディングに対しては、ソーシャルレンディング以上に投じる資金について厳密な管理が求められます。

ま、砕けて言えば、未上場株投資は夢はあるけれどそんな簡単に儲けられる世界じゃありませんよ、と言うことです。

株式投資型クラウドファンディングに参入したエメラダ・エクイティ

これまで日本で株式投資型クラウドファンディングと言えばFUNDINNOが存在していましたが、11月より新しい事業者としてエメラダ・エクイティ(エメラダ株式会社が運営)が参入しています。

1号案件のFar Yeast Brewing株式会社の資金調達にも成功して、順調なサービスの滑り出しを見せています。(2017年12月21日時点で第2号案件としてスポーツベンチャーの株式会社ラントリップの資金調達を実施中)

当然、サービスを開始したばかりでパフォーマンスがどれくらい出た、との話にはなりませんが、なかなか面白い仕組みだなー、と思ってます。

以下でエメラダ・エクイティの特徴を解説してみます。


エメラダ・エクイティのサイトより

投資家は新株予約権を取得、最終的な株数は企業の成長により変動

エメラダ・エクイティを通じて投資を行った場合、投資家は未上場会社の株式を取得するのではなく、新株予約権を取得することになります。

新株予約権と言うのは、読んで字のごとく、新株を予約する権利。有価証券の一種とはなりますが、株式とは異なります。

エメラダ・エクイティでは、当初に決められた株価(暫定株価と表現)と直近で発行された株価の2割ディスカウントの株価の、いずれか安い株価で新株予約権保有者は株式を取得することができます。

よって暫定株価が高い株価設定となっていなければ(ココはエメラダ・エクイティと発行会社との交渉次第)、投資先企業が順調にIPOやM&Aがなされれば、投資家は利益を得やすいスキームとなっています。

新株予約権を採用したことで、

・発行会社は個人向けに株式を発行後の株主対応の手間を減らすことができる
・投資家側はそのタイミングで有利な株価での株式を取得することができる

、とのメリットを享受する形となっています。変な話、1回目の増資株価@100万円で、2度目の増資株価@50万円なんてことも可能性としてはありえるので、株式の場合1回目の増資を受けたら2度目の増資があると、そのまま評価損なのですが、エメラダ・エクイティの場合、株価下落のリスクを抑えた形での投資が可能となります。

上手く考えてあるなー、と思います。

投資家は10年後に株式を取得するか権利を放棄するかの判断が必要

随分と先の話とはなりますが、投資家は10年後に保有の新株予約権を最終的に権利行使して株式を取得するか、権利放棄するかの判断を迫られます。

株式を取得すると言っても、既に投資金額は払い込み済みなので権利行使価格の1円を払い込むのみで、株式の取得は可能です。ただし、そんな株いらない、というのであれば、権利を放棄して投資先とサヨナラすることもできます。

投資して10年たってもIPOもM&Aもなされない会社は、そのままの状態で続くことが多いのですが、そこで最後までお付き合いするか、サヨナラするかは投資家のご判断。例えば、1号案件のビール会社の場合、株主配当でビールをもらえるようなら、そのまま継続保有という選択肢も取れます(実際に株主配当があるかどうかは未確認です)。

今後どんな案件の募集がなされるかは分かりませんが、10年後に最終的に株を取得するかどうかの判断を迫られる、と言うことは覚えておきましょー。多分、忘れると思いますが。。。

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応援したいと思える企業かどうかが大切では?

正直な所、日本で株式投資型クラウドファンディングという仕組み自体が成功するかどうか、まだ分かりません。

FUNDINNOでの資金調達先は確かに増えていますし、エメラダ・エクイティでも1号案件は順調に資金調達に成功。ただしそれは、あくまでも資金調達に成功した、という段階。投資家の視点で見ると、まだなーんにも成果は出ていません。

投資って、利益が出て初めて成果として認められる訳で、その意味では日本の株式投資型クラウドファンディングは、まだ評価を下せる段階ではありません。その点、ソーシャルレンディングは既に投資家に対し分配を実施できているので、世界の潮流とは異なった形ではありますが、成果が出つつある、と言えます。

仮にエメラダ・エクイティで投資をする場合であっても、利益が出る・出ないとの観点より応援したい会社かどうか、との点が大切ではないかと。

それって、購入型クラウドファンディングと似てないか?、と思ってしまいますが、最初に解説したように、未上場株投資はハイリスク・ハイリターンの代表選手です。

よって儲けたい、との一心で投資しても損するケースの方が多くなります。だから心に余裕を持てる金額で、仮にIPOやM&Aがなされず利益の出ない場合でも、応援してますよ、と言える会社に投資するのがよいのではないかと。

エメラダ・エクイティは投資のプロが集まって投資案件の選別をしていますが、未上場株投資は、不確定要素が多いので、投資のプロでもそんなに勝率高くありません。

機関投資家も未上場株に投資するファンドを購入するケースがありますが、全体の投資額のホンの一部をハイリスク・ハイリターンを承知で投資するケースが多いです。そんな投資スタイルが未上場株投資では王道ではないかな、と思います。

まとめ

株式投資型クラウドファンディングとして考えれば、エメラダ・エクイティの投資スキームはよく考えられていて、非常に面白いと思います。

ただし金利を付けて返済するのが前提のソーシャルレンディングと異なり、正直やってみないと分からない、との部分が多いのが未上場株投資の世界でもあります。

ソーシャルレンディングとは随分見える風景が異なる株式投資型クラウドファンディングですが、同じクラウドファンディングのカテゴリーに属しており、ソーシャルレンディング投資家の中にも興味を抱かれている方が多いようです。

ソーシャルレンディング投資家の多くは、投資の中~上級者なので、各案件で自らリスクを把握しているケースが多いため、実は色々な話が通じやすい、との状況にあります。だから正直上記はお節介の面もあるかと思います。

ただしソーシャルレンディング界隈も、投資家の流入が続いており、投資初心者が資金を投じるケースも着実に増加しています。

夢のある株式投資型クラウドファンディングで、エメラダ・エクイティの活躍も期待したい所ですが、投資家としては株式投資型クラウドファンディングとソーシャルレンディングは全く違う商品と認識した上で、取り組む必要があると考えます。

・エメラダ・エクイティにご興味あれば下記から口座開設ができます。口座開設すると募集案件の詳細を見ることができるので、興味があるようなら事前の口座開設がオススメです。

エメラダ・エクイティの口座開設詳細はコチラからどうぞ


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