SL運営会社 オーナーズブック

ロードスターキャピタルが運営するオーナーズブックとは

不動産特化型のソーシャルレンディングサービスを提供のオーナーズブックは、東証マザーズ市場に上場の不動産投資会社ロードスターキャピタル(3482)が運営を行っています。

ロードスターキャピタルやオーナーズブックの全体像を掴めるように、ロードスターキャピタルについて会社の内容を解説するとともに、オーナーズブックの特徴について解説いたしました。

スポンサードリンク

上場会社が運営するオーナーズブック

不動産特化型ソーシャルレンディングのオーナーズブックは、東証マザーズ市場に上場するロードスターキャピタル(3482)が運営している、不動産特化型のソーシャルレンディングとして知られています。

ロードスターキャピタルは2017年9月に東証マザーズ市場に上場したばかり。ソーシャルレンディング業界では、SBIソーシャルレンディング(親会社のSBIホールディングスが東証1部に上場:8473)、LCレンディング(親会社のLCホールディングスがジャスダック市場に上場:8938)の2社が上場会社グループですが、ロードスターキャピタルは自らがソーシャルレンディング事業を手掛ける会社としては初の上場会社となっています。

業界最大手のmaneoはVCからの出資も受けており、業界初のIPO会社になるとの予想が多かったのですが、業界初のIPO会社の名誉はロードスターキャピタルが勝ち取ることになりました。

関連記事:業界最大手maneo(マネオ)について

オーナーズブックの口座開設詳細を見てみる
OwnersBook

ロードスターキャピタルとは

ロードスターキャピタルは不動産投資会社となります。同社社長の岩野達志氏は、東京大学農学部卒業後、一貫して不動産業界に関与。ゴールドマン・サックスグループなどを経て独立、不動産投資の専門家として知られています。

また岩野社長以外にも不動産投資の専門家を多く抱えており、ロードスターキャピタルは不動産投資の専門家集団とも言うべき存在です。

ロードスターキャピタルの主要メンバー

同社はソーシャルレンディング事業を除けばファンドは利用せず、自己資金での不動産投資を行っています。よって不動産売買の収益がダイレクトに同社決算に反映されます。不動産投資会社も多くの上場会社がありますが、その多くはファンド経由で資金調達を行い投資を行っているので、借り入れ含めた自己資金のみで不動産投資を行う同社は、上場不動産投資会社としては珍しい存在です。

それだけ自らの投資能力に自信がある証拠と言えますが、一方で不動産市況が悪化した際は、一気にリスクが顕在化する可能性もあります。(その辺りは、岩野社長以下はリーマン・ショックも経験されているので、うまくリスク管理がなされているんだろうと思います)

ロードスターキャピタルの業績

ロードスターキャピタルの業績は下記となっています。

15/12期 売上高2,992百万円、経常利益688百万円、当期純利益442百万円
16/12期 売上高4,659百万円、経常利益703百万円、当期純利益468百万円
17/12期 売上高8,794百万円、経常利益1,189百万円、当期純利益794百万円
18/12期(予想) 売上高10,498百万円、経常利益1,591百万円、当期純利益900百万円

不動産市況が好調に推移しており、業績も絶好調。2017年12月期はIPO後の初の通期決算となりましたが、売上高+、経常利益+と大幅な増収増益を達成。

2018年12月期も引き続き増収増益の計画を予定しており、引き続き順調な成長が見込まれています。

クラウドファンディング事業の売上高は売上全体の1%未満

オーナーズブックは上場会社ロードスターキャピタルが手掛けるソーシャルレンディングですが、ロードスターキャピタルの2017年12月期の売上高(8,794百万円)に占める、クラウドファンディング事業(ソーシャルレンディング事業)は65百万円であり、その比率は約0.7%と、1%を切っています。

よってオーナーズブックは確かに上場会社が手掛けるソーシャルレンディングというのは間違いありませんが、当のロードスターキャピタルの売上高自体は殆どが不動産投資から収益を上げている状況。

確かにIPO後にオーナーズブックの会員登録数等も急上昇していますが、事業規模としてはロードスターキャピタルから見れば、オーナーズブックはまだまだこれからの事業、となります。

ただし自己資金で不動産投資を行っており自社の不動産ファンドを有していない同社にとっては、ソーシャルレンディングでの調達資金は投資手段として売上規模以上の意味を持っており、今後の注力事業に位置付けられています。

関連記事:オーナーズブックの会員数が1年で3.2倍になり10,000人を突破

オーナーズブックの特徴

上場会社が運営するソーシャルレンディングであるオーナズブックの特徴は下記となります。

①1万円から投資可能

数万円~10万円からの投資となるケースもあるソーシャルレンディング投資ですが、同社の案件は1万円から投資が可能。リスク回避のためには分散投資が必要とされるソーシャルレンディング投資において、1万円からの投資であれば柔軟な資金管理が可能となります。

②不動産案件特化で利回りは年5%前後

不動産投資会社が手掛けるソーシャルレンディングであり、ソーシャルレンディング案件は不動産案件に特化。

そして年利回りは年5%前後となっています。

ソーシャルレンディング業界内では、年利回り5%前後というと、若干低めの感があります。しかしながら上場会社が手掛けるソーシャルレンディングと考えれば、過度なリスクを取る案件の募集も多くはできない中、融資取引となるソーシャルレンディングを考えれば年利回り5%前後の数字は、妥当な水準と考えられます。

③分配金は3か月に1度が原則

同社案件の分配金は利益部分は3か月に1度、そして投資元本部分が期間終了後の一括返済となっています。

毎月分配が多いソーシャルレンディング業界の中では、3か月に1度の分配は珍しいスタイルとなります。3か月続けて別の案件に投資すれば、案件を分散して尚且つ毎月分配金が生じる仕組みを自ら作り上げることもできます。

不動産投資型クラウドファンディング事業にも参入を表明

ソーシャルレンディング=融資型クラウドファンディングとなりますが、ロードスターキャピタルは次のクラウドファンディング事業の次の段階として、現在のソーシャルレンディングのみではなく、投資型クラウドファンディングへの参入も表明済みです。

同社の本業は不動産投資会社であり、融資ではなく投資となる投資型クラウドファンディングは、一番の得意分野となります。

投資となるため、投資元本棄損のリスクがソーシャルレンディング案件よりも高まりますが、現状の年利回り(約5%)以上のリターンを期待することができます。

まだ不動産投資型クラウドファンディングの案件の詳細については明らかになっていませんが、不動産投資を手掛ける同社の案件は注目を浴びることになりそうです。

尚、既に不動産投資型クラウドファンディングとしては、アパート経営を行うインベスターズクラウドが先に手がけています。

ただし、不動産投資型と“投資型”の名前の通りで、既存のソーシャルレンディングファンドとは異なる存在で、繰り返しになりますがリスクは高くなるので、同じ感覚で投資しないように注意が必要です。

関連記事:ロードスターキャピタルのエクイティ型クラウドファンディングのリスク

スポンサードリンク

オーナーズブックに対する個人的な感想

管理人もソーシャルレンディング業界初のIPO会社になるのはmaneoとばかり思っていたので、ロードスターキャピタルがIPOと聞いた時はホント驚きました。

ただし数字を見てみると、同社はソーシャルレンディングを手掛けてはいますが、上述のように売上高に占める割合は1%未満であり、不動産投資会社と言うべき存在です。

不動産投資会社としてロードスターキャピタルを見た場合、自己式での投資会社として、不動産投資の専門家を揃えた精鋭集団と言うことができます。不動産投資のビジネス、同社の人材ならファンドを設立してドーンと大型の投資もできそうなもんですが、そこは自己資金での投資の範囲にとどめて、手堅く行っている、との印象を受けます。

リーマン・ショックの前、日本ではプチ不動産バブルと言われた状況でしたが、当時多くの不動産投資会社が設立され中にはIPOにまで至った会社もありました
しかしリーマン・ショックで多くの会社が行き詰まりを見せることに。多くの会社で私募の不動産ファンドを設立して、いわばレバレッジを掛けた状態で不動産投資を手がけていましたが、当時から不動産投資業界に身を置いていた方が多いロードスターキャピタル経営陣は、不動産ファンドのメリット・デメリットを踏まえた上で、自己資金で投資を行っているのではないかと推察されます。ただし以前と比べると、簡単にファンド作れない+お金も集まらないと言う事情もありますが。

一方でソーシャルレンディング事業の観点では、まだこれからの存在。同社の売上に占める割合は1%未満ですし、IPO後の会員登録は増えているとは言え、累計募集総額200億円オーバーのmaneo・SBIソーシャルレンディング・クラウドバンクの背中はまだ遠いです。

しかし上場会社が運営するソーシャルレンディング案件と言うことで、事業社リスクが付き物のソーシャルレンディング投資において、同社の案件はアドバンテージがあるため、今後も着実に資金は積みあがるのではないかと考えられます。

ただし不動産投資型クラウドファンディングに進出を表明していますが、元来の本業は不動産投資なので、今後はソーシャルレンディングから不動産投資型クラウドファンディングにシフトする可能性がありそうです。

その辺りは今後の同社の発表待ちですが、不動産投資型クラウドファンディングは確かに同社の得意分野ではありますが、イザと言う時のリスクが高くなるので、また改めて投資リスクについて考える必要があります。


ソーシャルレンディング部門の売上は少ないものの、不動産投資のプロ集団が運営のオーナーズブック

まとめ

自己資金で不動産投資を行う企業としてIPOを果たしたロードスターキャピタルは、ソーシャルレンディングも手掛けてはいますが、専業大手に比べるとまだまだの存在です。

しかしながら上場会社が運営するソーシャルレンディングとして、同社のオーナーズブックは今後も順調な成長を果たすと予想されます。

以前は常時何かしら案件に投資はできた状態でしたが、昨今は人気化の影響からか、同社の案件への投資が競争気味になっている面もあります。

不動産投資への実績という面では、申し分のないメンバーが行っている同社の不動産投資事業。不動産投資クラウドファンディング事業にも進出を表明しており、今後クラウドファンディング業界にとって欠かすことのできないプレーヤーとなるのではないでしょうか。

オーナーズブックの口座開設詳細を見てみる
OwnersBook

オーナーズブックの関連記事
オーナーズブックの会員数が1年で3.2倍になり10,000人を突破

ロードスターキャピタルのエクイティ型クラウドファンディングのリスク

ソーシャルレンディングの情報は、「にほんブログ村」からも得られます。 にほんブログ村 株ブログ ソーシャルレンディングへ
にほんブログ村 スポンサードリンク

-SL運営会社, オーナーズブック