maneo SL運営会社

業界最大手maneo(マネオ)について

2017/09/11

 日本のソーシャルレンディング業界を語る上で、欠かせない存在と言えるのが業界最大手のmaneo(マネオ)。2016年にはVC(ベンチャーキャピタル)からの資金調達にも成功し、IPO(株式上場)も視野に入りつつあるようです。

 35,000人以上の投資家を抱え、これまで530億円以上の案件を成立させてきた業界の雄maneo。日本のソーシャルレンディングを語る上では、maneoの存在抜きには語れないので、今回はmaneoの会社や案件の特徴について調べてみました。

 過去デフォルト0件で、財務体質も良好な業界最大手のmaneo。ソーシャルレンディング投資を開始する際の第一候補並びに、分散投資の検討を行う際には必要不可欠とも言うべき存在となっています。

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正式社名はmaneoマーケット株式会社、その会社概要

 一般的にはmaneo(マネオ)と呼ばれていますが、実は正式な社名はmaneoマーケット株式会社。maneoというソーシャルレンディングサービスサイトを運営しているのが、maneoマーケット株式会社となります。

正式社名 maneoマーケット株式会社
代表者 瀧本憲治
設立 2007年8月
資本金 308百万円
従業員 12名
成立ローン総額 約540億円(9月27日時点)
登録ユーザー数 約35,000人(同上)

16-9-28maneoのサイト
同社サイトより抜粋

 2007年8月設立のmaneoは今年で設立9年目。日本のソーシャルレンディング市場とともに、会社は歩んできたと言えます。
 業界最大手ながら、人海戦術的要素が少ないソーシャルレンディング会社運営であり、従業員数は12名と少な目です。

 成立ローン総額は約540億円、そして登録ユーザー数は約35,000人。ネット証券大手のグループ会社でmaneoとともに老舗と言える、SBIソーシャルレンディングが累計運用額500億円、投資家登録数11,500人以上となっているため、maneoは業界最大手と言うべき存在となっています。

瀧本社長の略歴

 maneoの社長である瀧本憲治氏は、慶應義塾大学卒業後に大手コンビニエンスストアの本部勤務を経て、両親の創業した会社で働くも挫折。その後、後継者に悩む中小企業の2代目、3代目の経営者に貢献したい、との思いから、中小企業向けファンド運営会社のUBI株式会社に入社。同社で不動産投資を始めとする、投資のノウハウを蓄積。そのUBI社の時代にmaneoに出会い、自らmaneoを買収。そして現在に至っています。
 
 maneoは実は瀧本社長が2011年に買収した会社。瀧本社長が買収前のmaneoは、個人向け貸付を行っており、焦げ付きが発生していましたが、現在はビジネスローンに特化しています。瀧本社長は2013年にmaneoの社長に就任しており、今年(2016年)で瀧本社長就任3年目となっています。

 瀧本社長はUBI社の時代に各投資ノウハウを蓄積したそうで、中にはパチンコファンドの組成・運用もされていたようです。maneoの案件には、アミューズメント企業向けの貸付案件もありますが、この辺りは瀧本社長の過去蓄積されたノウハウが生かされているのではないかと、推察されます。

maneoの株主

 maneoは2016年に外部株主が出資を行っています。manaoの主な外部株主は下記。

①GMOクリックホールディングス株式会社
②株式会社VOYAGE VENTURES
③MICイノベーション4号投資事業有限責任組合
④SMBCベンチャーキャピタル2号投資事業有限責任組合
⑤IMJ Investment Partners Japan Fund 1号投資事業有限責任組合

 ①のGMOクリックホールディングスは、FX及びネット証券の会社。FXでは最大手の会社です。2月にmaneoに資本業務提携を行い、約500百万円の出資を受け入れ。今後、GMOクリック社のサイトからmaneoのソーシャルレンディング案件に出資できるような構想もあるそうです。

関連記事:日経ヴェリタスにソーシャルレンディングの記事が掲載

 ②③④はベンチャーキャピタルによる出資。ベンチャーキャピタルは株式上場(IPO)を期待して未上場企業に投資を行うため、いよいよmaneoもIPOが視野に入りつつある、と考えられます。
 ④のSMBCベンチャーキャピタルは三井住友銀行系のベンチャーキャピタル。銀行系のVCが株主に入ったということは、事業の将来性はさておくとして(VCだって外すことがあるので)、少なくとも、ソーシャルレンディング=怪しい、というイメージの払拭に繋がるのではないかと考えます。
 
 現状、日本のソーシャルレンディング業界の最大手はmaneoであり、IPOするのであればmaneoが一番最初となる可能性が高そうですが、VCからの出資はそれを裏付ける状況証拠となっています。

maneoの業績

 maneoは自社のサイトで業績を公表しています。日本では未上場会社は決算書の開示は義務付けられていないので、maneoの姿勢はmaneoの案件に出資する投資家を安心させるため、という面が多分にあると考えられます。

 前期、2016年3月期のB/S(貸借対照表)とP/L(損益計算書)は下記のようになっています。

16-9-27maneo-bs

16-9-27maneo-pl
※maneoの「財務情報」より

 maneoの16年3月期の売上高1,412百万円、経常利益300百万円、当期純利益192百万円となっており、黒字化しています。ちなみに過去も黒字を維持。後述しますが、maneoの案件これまでデフォルト0で推移しており、投資家から集めたファンドも成果を出しており、またそれにより会社も黒字化するという好循環が継続している、と考えられます。

 B/Sを見ると負債の部の匿名組合出資金が投資家から預かった資金。一方、資産の部の営業貸付金120億円が各案件の融資金額となっています。こーいった構成のB/S、以前どこかで見たな、と思ったら、ノンバンクの決算書と構成がほぼ一緒です(ノンバンクの場合、負債の部は匿名組合出資金ではなく借入金ですが)。
 以前の記事で、日本のソーシャルレンディング運営会社はかつてのノンバンクの機能を代替しているのではないか、と書きました、maneoの決算書を見て、その思いを再認識したのでした。

 尚、開示されているmaneoの決算書は、簡易版とも言うべきものです。maneoは上場会社ではないので、開示されている決算書に会計士の監査は必要ありません。よってmaneoのスタンスは評価すべきものですが、その決算書が100%信じれるかどうかは別問題なので、注意が必要です。

maneoが提供のソーシャルレンディング紹介動画

 実はmaneoはyoutube上でソーシャルレンディング及びmaneoの紹介を行っています。

 ソーシャルレンディングについて、非常によくまとまった動画となっています。ソーシャルレンディング初心者は必見です。

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maneoのソーシャルレンディング案件

 上記でmaneoの会社の状況を見てみましたが、次にmaneoの募集・運営しているファンドについて見てみます。maneoは大きく分けて6種類のソーシャルレンディングの投資案件を募集しています。

案件名利回り期間最低投資金額融資先
不動産担保付ローンファンド5.0%4~33ヶ月50,000円不動産
保証会社付安心ファンド4.0~5.4%12ヶ月50,000円事業会社(不動産会社)
maneoの虎ローンファンド5.0~10.0%3ヶ月50,000円太陽光発電
事業性ローンファンド5.0~8.0%5~12ヶ月50,000円事業会社(不動産会社)
クラウドリースセレクト5.0~8.0%3~11ヶ月50,000円事業会社(リース会社)
ガイアファンディングセレクト5.0~9.0%7~14ヶ月50,000円事業会社(海外不動産投資)

 不動産関係への融資ファンドが中心に、利回り5~10%、期間は3~33ヶ月で募集を行っています(各案件について数字は相当なばらつきがあります)。

 尚、maneoは3万円から投資可能な案件もあるため、比較的少額な資金からでも投資可能となっています。

デフォルト0の実績

 日本のソーシャルレンディング業界全体としても、現段階ではデフォルト(債務不履行)は発生していない、というのが特徴ですが、maneoの案件も現段階ではデフォルトは発生していません。

 ただし過去17件、金額4.4億円分については延滞が発生しています。しかしながら延滞分については、保証により全て完済しているようです。

maneo-デフォルト0
maneoのサイトより

 業界最大手のmaneo、これまでの所は順調に案件の発掘→投資家の募集→貸付け→回収、という回転がなされているようです。

maneoの手数料

maneoは投資家の方から手数料をいただいておりません。「借入人への貸付金利」と「投資家への募集利回り」の差がmaneoの収益となります。(maneoのサイト

 殆どのソーシャルレンディング運営会社と同様、maneoは投資家から手数料を徴収していません。それではmaneoはどうやって収益を上げているかと言えば、貸付金利と投資家に約束した利回りの差分(利ザヤ)、で収益を上げています。

 例えば、投資家から利回り7%ですよ、と資金を集めて、貸付先に金利10%で資金を貸すと、金利3%の差分が生じますが、この3%の金利差(利ザヤ)がmaneoの収益の源泉となります。

maneoの特徴

 上記で大まかなmaneoの概要を見てきましたが、その中で特徴を上げるとすれば下記2点。

①最大手の安心感
②案件の豊富さ

 ①最大手の安心感というものは、どんな業界にも存在しています。maneoは日本のソーシャルレンディング業界最大手であり、それだけでも他社に対して優位性を持っています。またVCからの出資を受け入れ、IPOを目指しており、業界内で初のIPOが狙える位置にいます。
 また財務諸表を公開し、会社としての信頼性アップさせようとする、姿勢もうかがえます。
 そして案件自体もデフォルトが0という実績、延滞があっても保証により全て返済という実績は、最大手の会社として申し分ないと言えます。

 尚、業界内でのmaneoの市場シェアは2~3割程度と推察できます。詳しくは下記の記事をどうぞ。

関連記事:maneoは市場シェア約2~3割の業界最大手

 ②案件の豊富さについては、maneoは6種類のソーシャルレンディング案件を取り扱っており、投資家には非常に多くの選択肢が供されています。更にmaneoのサイトを見れば、常時何かしらの案件の募集がされており、ソーシャルレンディング投資を行うに当たり、非常にとっつき易い、と言えます。
 他社の例では、案件はあれども、枠がスグに埋まってしまい投資したくても投資できないというケースもあります。常時案件を提供しているmaneoはさすが最大手、と言うべき存在となっています。

 以上の特徴から、maneoはソーシャルレンディングに興味はあってもソーシャルレンディング運営会社のリスクを取りたくない、という投資家にとっては、SBIソーシャルレンディングと並ぶ選択肢と成りうる存在と言えます。

maneoの懸念点

 本記事を書きながら気付いたmaneoの懸念点が1つあります。それは、今後も案件の質の維持がなされるかどうか。

 ソーシャルレンディング最大手として市場拡大とともに業績を拡大してきてmaneoですが、今後GMOクリック証券の顧客向けにもソーシャルレンディング案件の提供の計画もあります。それには取り扱い案件の拡大が必要不可欠。
 既に他社では案件の取り合いになっているケースもあるソーシャルレンディングの投資案件もあります。maneoが今後事業を拡大=募集案件の量を増加、の場合に、今の案件の質を維持できるかどうか、という部分に懸念があります。
 
 VCから資金調達を行い、IPOを目指しているmaneoは今後成長が義務付けられていますが、案件の量を重視して、質が落ちてデフォルトが発生すれば、会社への信頼は失墜しかねません。
 ソーシャルレンディングの認知度アップとともに、今後も投資家層の拡大は予想されますが、これまでの質を維持しながら、取り扱い案件数の増加を果たすことができるのか、maneoは業界最大手の会社としてその舵取りが注目されます。

まとめ

 日本のソーシャルレンディング業界を代表するmaneoについて、その会社について一通り記してみました。

 ソーシャルレンディング投資のリスクは、融資先の事業リスクとともに、若い業界ゆえその運営会社のリスクもあります。そんな中、maneoは財務情報の開示等の姿勢は、業界最大手としてのプライドも感じます。

 常に何かしらの案件を募集していて、業界最大手でIPOも視野に入れつつあるmaneo。ソーシャルレンディング投資の初心者が最初にお金を預ける会社、また分散投資の先の1社として加えるには、文句なしに第一候補となりうる会社と言えます。

 ご興味あればまずは下記(↓)からmaneoのサイトを訪れ会員登録を行ってみてはいかがでしょうか?

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