投資ノウハウ

株主で見る、怪しくないソーシャルレンディング運営会社の選び方

2016/11/16

 ソーシャルレンディングは怪しい?投資家に5~10%という高金利を提供しているソーシャルレンディングには、世間一般の眼からすれば、どうしても「怪しい」、というイメージが残っています。

 極論すれば上場会社でも怪しい会社があるので、未上場の会社しかないソーシャルレンディング運営会社、怪しくない、と証明するのは難しい部分があります。しかしながら、それでも株主の名前を見ると、この会社は怪しくない、というのが理解できる会社もあります。

 ソーシャルレンディングに興味はあっても、運営会社のリスクから今一歩踏み出せない方は、運営会社の株主を見て、その運営会社を判断してはいかがでしょうか?

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ソーシャルレンディングの怪しさの背景は高金利?

 日本のソーシャルレンディングの投資案件は、いずれも5%以上という高利回りを投資家に提示しています。マイナス金利下の日本で、金利5%というのは驚愕の数字。中には金利10%という案件もあるため、その金利の高さに、ソーシャルレンディングは怪しい商売しているのではないか?、というイメージを持たれる方も多いようです。

 ソーシャルレンディングをビジネス=商売として分析してみれば、高利回りの背景は利益の大きい不動産ビジネスに関与しているケースが多いから、と言う事が分かります。

関連記事:ソーシャルレンディングの高利回りの理由は不動産にあった!

 ただし、それでも不動産ビジネスでしょ・・・、という方もおられるかと。上場している不動産会社も多くありますが、上場会社だって怪しい商売している会社も中にはある訳で、未上場会社が運営しているソーシャルレンディングの怪しさをを払拭するのは、そう簡単ではありません。

 ただし株主に注目すれば、そのソーシャルレンディング運営会社の身元はある程度はっきりします。上場会社のグループ会社や、(立派な?)上場会社が出資しているような会社であれば、上場維持のための様々な規制のある上場会社は変な会社には出資できないので、ある程度はソーシャルレンディング運営会社の正当性を担保できるのではないでしょうか。

 そんな訳で、今回は上場会社のグループ企業のソーシャルレンディング運営会社と、上場会社が出資しているソーシャルレンディング運営会社について解説してみます。

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ソーシャルレンディングは怪しい???

上場会社のグループ企業のソーシャルレンディング運営会社

 上場会社がグループ企業としてソーシャルレンディング運営会社を持っているケースは2社あります。

 1社はSBIソーシャルレンディング。大手の一角です。以前、当サイトでも会社の紹介記事を書いています。

関連記事:SBIソーシャルレンディング及び案件について

 そしてもう1社はLCレンディング。こちらはジャスダック上場でLCホールディングス(8938)という不動産関係の会社の子会社です。2014年12月月設立の、新興系のソーシャルレンディング運営会社となります。不動産案件に特化している、という特徴があります。

 東証1部に上場しているSBI証券(正確にはSBIホールディングス)や、ジャスダック上場のLCホールディングスが怪しい会社、と言われてしまえば、もう反論できませんが、少なくとも両社ともに上場会社であり、特にSBIホールディングスは東証1部上場企業であり、グループ会社のSBIソーシャルレンディングは、親会社並みの基準で体制整備がなされています。

 よって体制面からすれば、SBIソーシャルレンディング及びLCレンディングは、ソーシャルレンディング運営会社のリスクという観点では、他の会社に比べると比較的少ない、と言える状況ではあります。

 ただし、東証1部はとにかく、ジャスダック上場企業って、まだまだじゃないの?、というご意見もあります。この辺りは、最終的に自分自身でどう考えるか、という所に帰結します。

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上場会社や投資ファンドが株主の会社

 上場会社や投資ファンドが株主になっているソーシャルレンディング運営会社は、maneoとクラウドクレジットの2社。

 maneoはソーシャルレンディング最大手。そして株主として、GMOクリックHD(GMOクリック証券の親会社)、SMBCベンチャーキャピタル(ファンドで出資)、VOYAGE VENTURES(投資ファンド)、IMJ Investment Partners Japan Fund(投資ファンド)が株主となっています。

 投資ファンドが多く株主になっている、ということで、maneoは株式上場(IPO)を目指していると考えられます。
 尚、maneoについての詳細は下記の記事をご覧ください。

関連記事:業界最大手maneo(マネオ)について

 一方、クラウドクレジットは、伊藤忠商事、マネックスベンチャーズ(マネックス証券の投資部門)、フェムトグロースキャピタル(投資ファンド)他が株主となっています。

関連記事:ユニークな存在のクラウドクレジットについて

 上場会社やそのグループ会社程ではありませんが、上場会社や投資ファンドは投資を行う際に、基本的には投資しようとする会社のことを徹底的に調べます。よって上場会社や投資ファンドが投資している会社というのは、少なくとも相応の審査を受けた上で出資を受けている、と考えられます。

 特に投資ファンドの場合は、IPO(株式上場)を見据えて投資するケースが大半であり、IPOに障害のある会社の場合は投資に至らないケースが殆どとなります。

 ビジネスはやってみなければ分からない面がありますが、そもそもビジネス以外の部分でIPOができない、と判断できる会社は、投資したお金がそのまま損失になってしまいかねないので、投資ファンドとしては経済合理性の観点から投資はできません。

 中には投資ファンド等の審査もスルーしてしまう会社もあるので、絶対大丈夫、という訳ではありませんが、それでも素人が行う以上に会社のことを審査しているので、それに乗っかる、といのは判断としては「あり」と考えます。

・関連記事:クラウドクレジットの神戸セミナーに行ってきました

ただし投資ファンドもビジネスの成否は読み切れない

 ベンチャーキャピタルであったり投資ファンドが出資している会社が、ビジネスとして成功するか、と言われれば、正直それはやってみなければ分からない世界、という面が多分にあります。

 maneoやクラウドクレジットはベンチャーキャピタル等から出資を受けており、同業他社と比べれば事業成功の可能性は確かに高い、と考えられますが、それでもベンチャーキャピタルの成功率は3割前後と言われています。

 確かに素人が投資判断するよりは、よほど当たる確率は高いのでしょうが、それでもプロが投資判断をしても、その会社やビジネスが成功する確率は約3割。プロの投資の世界も、なかなか厳しいもんだな、と思ってしまいます。

まとめ

 ソーシャルレンディングはまだ立ち上がって数年の市場です。低金利に慣れきってしまった日本人にとって、利回り5%、と聞けば、怪しい、とか、大丈夫か?、と思ってしまうのが正直な第一反応ではないでしょうか?

 日本には約20社のソーシャルレンディング運営会社が存在しています。全社が未上場会社であるために、個人投資家から見て、安心できるソーシャルレンディング運営会社を見つけるというのは、難しい面があります。

 しかしソーシャルレンディング投資には、ソーシャルレンディング運営会社のリスクが付きまとうため、いかにして安心してお金を預けることができる運営会社を見つけるのか、ということは、案件を選ぶのと同じくらい注意すべき事項となります。

 そんな中で、ネット証券大手のSBIグループ会社であるSBIソーシャルレンディング、LCホールディングスのグループ会社であるLCレンディングは、上場会社のグループ会社、ということで、他社と比べた時に信頼感のあるソーシャルレンディング運営会社、と言うことができます。

 またmaneoはメガバンク系のSMBCベンチャーキャピタル他が株主となっている点、クラウドクレジットは伊藤忠商事、マネックス証券グループが株主となっている点から、上場会社のグループ会社ではないものの、それに準じる安心感があるのではないか、と考えられます。

 ソーシャルレンディングの案件自体でリスクを取るのは、当たり前の面はありますが、運営会社のリスクは取りたくない、と思われる方も多いのではないでしょうか?

 上場会社でも倒産する昨今、絶対安心、という会社はありませんが、バックグラウンドや株主がしっかりしているという点からソーシャルレンディング運営会社を見ると、運営会社のリスクを少なくしてソーシャルレンディングの投資に取り組むことができる可能性がありますよ。

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