ソーシャルレンディングとFXとの違い
ソーシャルレンディング投資はFXを手掛けた方の参入も多いようです。
今回、個人投資家の観点でソーシャルレンディングとFXの違いを大枠で考えてみました。ソーシャルレンディングはFXに比べ、誰でも同じ成績を残すことができ成績の再現性の高い、という特徴があります。
日々の値動きにドキドキすることのないソーシャルレンディングは、FXに疲れてしまった方はもちろん、FXで勝っている方も資金の預け先の1つとして利用できるのではないでしょうか。
目次
個人投資家から見た基本的な違い
実は、ソーシャルレンディング投資を手掛ける方の多くがFX経験者、との印象を管理人は持っています。最近でこそ多少名前を知られるようになりましたが、昨年の段階でソーシャルレンディングに投資を行っていた方の大半は、ある意味では投資マニアとも言うべき存在。投資マニアならFXも経験していて当たり前です。
ただFXは投資というより、ある種の技が必要の世界であり、異質な世界と言えます。そしてFXでは思ったように成績が残せず、ソーシャルレンディングに活路を見出した方も多いようです。
初心者だと大いに損失を計上するリスクのあるFXと比べて、ソーシャルレンディングは最低限の約束事を守れば、FXに比べて大損するリスクは少ない資産運用方法と言えるのではないでしょうか?
今回はソーシャルレンディングとFXとの違いを、個人投資家の観点で大枠で考えてみました。(大枠で考えているので、税制面やレバレッジについては敢えて言及していません)
①練習や訓練があまり必要ない
FXで継続的に勝てるようになるには、多くの練習や訓練が必要となります。為替市場で戦う相手は、プロの機関投資家。そんな相手に素人が何も知らずに勝てる訳はありません。よってFX初心者はほぼ最初、損失を計上することになります。そして少しずつ、色々なことを学びながら、トレードの腕前を上げていくこととなります。
一方、ソーシャルレンディングは投資の練習や訓練は必要ありません。分散投資の方法を学ぶ必要はありますが、各個別案件の内容の見方さえ分かれば、大きな苦労なく投資で収益を上げることができます。
②再現性がある
FX教材や投資スクールが多く存在していますが、実際に教えられたとおりにトレードしても、利益が上がらないケースが非常に多くあります。FXトレードは非常にメンタル面の影響が大きいため、Aさんに合った手法でもBさんには合わない、ということが日常茶飯事で発生します。よって教える側がよい、と思った手法であっても、再現性がないケースが多く存在しています。
ソーシャルレンディング投資では、Aという案件に投資をすれば、全員が同じ結果となります。よって同じ案件に同じ投資をすればAさん、Bさん、Cさんで同じ結果となり、ほぼ100%の再現性があることになります。
手間がかからない投資には「再現性」という観点の議論が必要不可欠となります。ファンドの期間が決まっており、誰でも同じ結果となるソーシャルレンディングは手間をかけずに投資上級者と同じ結果を得られる再現性に優れた投資商品と言えます。
③ソーシャルレンディングは大きな損失を計上するリスクが少ない
FXトレードの上級者は、殆どの方が大きな損失を経て現在に至っています。大きな損失を複数回出して、その都度再起を期して復活して成功に至った猛者もいます。
ソーシャルレンディングはFXと異なりレバレッジがかかっておらず、投資金額以上の損失を計上することはありません。よってFXと比べると遥かにリスクの少ない投資商品です。
また日本のソーシャルレンディングではこれまで貸し倒れは殆ど発生していません。今後も同傾向が継続するかどうかは分かりませんが、少なくとも分散投資さえ行っておけば、大きな損失を計上するリスクは殆ど避けられたと言えます。
現在のFX成功者でも当初は大きな資金を失った経験ある方が殆どであり、FXで利益を出すためには先行投資が必要不可欠とも考えられます。その点、ソーシャルレンディングは先行投資の必要がないため、1案件に資金を集中させた案件が貸し倒れになってしまった、との事態が避けられれば、大きな損失を計上するリスクが少ない投資、と言うことができます。
ソーシャルレンディングでも最低限、分散投資は行うこと
FXと比べると遥かに学ぶ内容の少ないソーシャルレンディング投資ですが、リスクを回避するために最低限の分散投資を行う必要があります。
例えば利回り10%以上の案件に余裕資金を全額投資して、その案件が貸し倒れになってしまえば、目も当てられません。ソーシャルレンディングといえども、リスクある投資です。その点は忘れてはいけません。
投資金額に応じて、投資金額や投資する案件、そして投資する事業者を分散させることで、貸し倒れの発生等でリスクが顕在化した場合でも、被害を最小限にとどめることができます。
1つの案件に資金を集中し過ぎない、という点を守り分散投資を行うことで、FXに比べると大きな資金を失うリスクが少ない、というソーシャルレンディング投資のメリットを享受できます。
尚、ソーシャルレンディングの分散投資についての基本的な考え方は下記をご参考ください。
・ソーシャルレンディングの分散投資の5つのポイント
まとめ
FXでは練習や訓練を繰り返しても、なかなかゴールにまでたどりつけない方がいるのも現実です。一方でソーシャルレンディングでは、分散投資さえ行えば、大きな資金を失うリスクを少なくした上で、投資上級者と同じパフォーマンスを得られるという再現性があります。
どちらかと言えば、FXは“技”の世界に入りますが、ソーシャルレンディングは一度投資をしてしまえば基本的に入金管理程度しかやることのない、ノンビリ投資の世界となります。
FXをあきらめてソーシャルレンディングの世界に足を踏み入れる方も多いようです。もしFXに限界を感じているようなら、ソーシャルレンディングにも視野を広げて見てはいかがでしょうか?少なくともトレードの毎に資金が減少する、というヒヤヒヤ感をなくすことができますよ。
またFXで利益が出たら一部の資金をソーシャルレンディング投資に充てる、というのも「あり」だと思います。
同じ投資と言ってもタイプが全くことなるFXとソーシャルレンディングですが、どちらか一方というのではなく、特にFXで勝っている方はソーシャルレンディングも手掛けると、また投資の視野が広がるのではないかな、と思います。
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